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二回目の記事は

私の趣味は釣り・料理・映画鑑賞等いろいろありますが、今回2回目の記事は趣味の一つである航空写真鑑賞について書きたいと思います。

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前回古墳についての記事を書きましたが、航空写真でグッとくるのはやはり奇怪な都市区画を発見したときです。

歴史、機能、地形あるいは法律が絡み合ってできている都市形状は非常に興味をそそられます。

古墳はかなりわかりやすい例ですが、それ以外にもgoogleを眺めているといろいろ発見できます。

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これは横浜にある電波基地跡の写真です。日本軍の基地が米軍に接収され、戦前から70年代まで電波干渉を考慮して直径1km圏内への進入や開発が禁止されていました。

現在では写真の通り、ある程度一般に開放された土地になっていますが、正確に真円を描いて開発時期の差を浮かび上がらせています。

おもしろいです。

 

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今度は群馬県にある日本陸軍の飛行場跡地です。現在は農地と住宅地として利用されています。

見ての通り周囲の区画と明らかに異なる向きを示していますが、これは飛行機の特性が関係しています。つまり、右上に少し見えている山から吹き降ろすこの地域独特の強い風の風向きに向かって、あるいは追い風になるように軸が設定されています。当時の飛行機は軽く小型で風の影響を受けやすいため、離着陸は自然の風向きに逆らわないのが鉄則でした。

群馬の地域特性と航空技術が都市の区画に変化をもたらす。おもしろいです。

 

都市の境界線を観察していくだけであれこれ想像できて楽しい趣味です。

と、前置きが長くなりましたが、ここで上海の様子を航空写真で観察してみたいと思います。

 

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上海市の航空写真です。赤丸の2カ所についておもしろい都市の境界線を発見したので紹介してみます。

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まずは上の赤丸です。白線の南側が上海市です。

左の長江に注ぐ直線的な水路がありますが、よく見ると蛇行する市の境界線を何度か貫通して横断しています。

おかしい。ふつう行政区画は川の中心線等で決まるのではないのか?

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拡大した画像がこれです。

 なるほど、元からあった細い川で市の境界線が決まった後、区画など関係なく効率的な太い直線の水路が掘削された。というわけです。たぶん。

細い曲線の川と太い直線の水路が重なる構造は、上海の中心を流れる黄浦江の東側の地区にも同様に見られます。

 

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下の赤丸の場所の拡大写真です。

上海は分かりやすいグリッドで構成されている都市ではないのですが、画像の中央に周囲と何かが違う楕円の街区が目に留まりました。

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あれこれ探してみるとこの地図に答えが載っていました。

年代は不明ですが、上海にヨーロッパ各国の租界があったころの古地図です。

鉄道が租界を避けるように走っていたり、細かい川の対岸まで租界の敷地内だったり、公共租界東区の北側境界線の直線なかんじなど、いじりたいポイントは山盛りですが、とにかく中央の黄色いエリア、上海県城の場所と形が一致します。

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さらに細かい街路の載った地図をよくみると、現在の道路とほぼ一致していますが南北軸のみ新たに引かれ、東西軸が増強されているように見えます。

高くて頑丈な城壁は壊すのが難しいため、周囲をぐるっと道路にし、比較的道路を通しやすい東西南北にある城門をつなげるようにして現在の街区が形成された。のかな。たぶん。

それにしても城が歴史的な遺物として保存されることなく都市に呑まれるというのはさすが中国ですね。

 

航空写真鑑賞はすごく楽しい遊びなのですが、現地にいってみると俯瞰ではないのでよくわからない。という弱点があるため、極めてインドアな趣味と言えます。

 

冗談はこの程度にしておいて、明日からは宿題のコンバージョン建築とオフィスタワーのリサーチを書いていきます。楽しみにしていてくれよな★

 

出発まであと5日